2013年11月07日

冷え対策

夜になると冷えこむようになってきました雪

女性は男性より筋肉が少ないので冷えに弱いです。
スカートはズボンよりも空気の通りがいいので保温が悪いです。
冬でも生足だったり、ホットパンツという方がいます。
(冷え症だといいながらおしゃれのためならと頑張る姿勢は
すごいexclamation

足が冷えると足の冷たい血液がおなかに戻ってくるので
膀胱や子宮、腸が冷えます。
膀胱炎、月経痛、下痢などを起こしやすくなります。

とくに女性は台所での立ち仕事や子どもさんの試合や練習で
体育館や外での見学などで体を動かずに冷えた場所で過ごす
機会が多いので要注意でするんるん

外来ですすめているのは、外出時には靴にカイロを入れる、
短いスカートならロングブーツ、ストっキングやタイツの重ねばき、
マフラーをする、タートルを着ることです。
なかでも靴のカイロとマフラーはかなりおすすめです。
足裏が暖かいと、冷えを感じにくく上半身が薄着でも平気なくらいです。
マフラーは空気の貯めるだけでなく、喉を守ってくれます。

室内では、ひざ掛けを足に巻きつける(空気を密閉する感じ)、
ゆるいレッグウオーマーをはくことです。
靴下は足の蒸れ感があるので、レッグウォ-マーがいいでしょう。

女性は冷えに注意してくださいねぴかぴか(新しい)
posted by Yasuko at 00:15| Comment(1) | 健康

2013年07月21日

お昼寝

外来でも夏バテ気味の方が増えていますひらめき

私自身も暑さに弱く、バテ気味です。
ビタミンB群を朝と晩に飲んでいるのですが、増量して昼にも飲みようにしましたが、
午後からはかなり疲れてました。(暑さだけでもビタミンB群が消費されます)
最近はできるだけお昼寝をするようにしたところ、午後からも元気に動けるようになってきました。
15分くらいのお昼寝ですが、かなり回復します。
眠れなくても横になって目を閉じるだけでも有効です。

睡眠のリズムからいっても、起床時間から8時間で眠くなるリズムだそうです。
ちょうど午後T-2時前後が眠くなる時間ですね。

元気なときはお昼寝は不要かもしれませんが、体調が悪いときはお昼寝はおすすめですぴかぴか(新しい)
posted by Yasuko at 22:52| Comment(0) | 健康

2013年06月01日

年度始めの疲れ

5月の連休明けくらいから、体調不良やアレルギー症状が悪化した方が増えていました。

4月から、進学や進級、就職、人事異動と環境の変化や人間関係が大きなストレスとなっているようです。
連休前までは、なんとか順応しようと頑張り、副腎への負担や腸内環境の乱れが起こったと考えています。
ストレスは精神的ストレスだけでなく、気温の変化、気圧の変化もストレスになります。
ストレスは万病のもとだと実感します猫

ストレスはゼロにすることはできないので、自分が強くなるしかないですわーい(嬉しい顔)
完璧主義をやめる、できないことは断る、きちんと身体のケアの時間をとる、タンパク質
しっかりとる、いつもより栄養素の補充を増やす、、、、。
チョイ悪がいいそうですexclamationまあいいか、どうにかなる、という楽観主義。

なかなか心の習慣を変えるのは難しいかもしれませんが、訓練ですねかわいい
posted by Yasuko at 08:01| Comment(0) | 健康

2012年12月14日

ノロウイルス検査保険適応

最近ニュースでもノロウイルス感染の大流行が取り上げられています。
私が嘱託医をしている老人ホームでもノロウイルス感染症の方がいます。

ここ2-3年前からノロウイルス感染症が話題にされるようになってきましたが、ノロウイルス検査が保険適応になったのは
なんとここ最近の今年の4月1日からですexclamation
しかも適応に制限があります。
 @3歳未満
 
 A65歳以上
 B悪性腫瘍の診断確定している患者
 C臓器移植後の患者
 D抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、免疫抑制効果のある薬剤を投与中の患者

免疫機能が低下していると思われる方のみが保険での検査が可能です。
老人ホームだと、65歳以上なので保険での検査ができます。

しかし、集団生活をしている小学生、中学生、高校生は適応外です。
当然大人も適応外です。
その場合、希望すれば自費で検査をうけることができます。
(自費なので、医療機関によってお値段が違います)
自宅でずっといる人なら感染の危険もないですが、働いている人なら感染源になりかねません。

周囲で流行がみられる際は、自費でも検査を受けられることをおすすめしますひらめき
posted by Yasuko at 21:31| Comment(0) | 健康

2012年06月18日

ガン治療も遺伝子の時代

当院では、ガンの遺伝子検査をしています。
ガンがあるかどうか、ガンと診断されたらどのような性質のものかわかるようになってきました。

栄養療法もテーラーメイド治療ですが、ガン治療も同じガンであっても、同じ治療薬ではない、テーラーメイドの時代に
いづれなってくることと思います。(10年近くかかるかもしれませんが)

でも実際にガンの患者様には10年という時間はありません。
詳しくは、ご相談ください。
posted by Yasuko at 01:15| Comment(0) | 健康

2012年05月08日

愛のこもったお灸の力

2週間に一度外来に来られる、2人とも80歳を超える老夫婦の方がおられます。

ご主人が腰痛と足背痛で、整形外科に通院されていたのですが、痛みが楽にならないということで漢方を希望されて受診されました。
もちろん診察をして証にあうと思われる漢方をお出ししました。
傷の回復を早めるために、タンパク質を多く摂ること、痛みに対しては温めるほうがよいので、奥さんにせんねん灸をご主人にしてあげてくださいとアドバイスをしました。

奥さんは、さっそく肉も多くメニューにいれ、タンパク質中心の食事に、毎日朝夕15分ずつお灸とマッサージをしてあげました。
ご主人はお灸がとっても気持ちがよいらしく、いつも鼾をかいて寝てしまうとのことでした。

お灸の温まり方はじんわり、ほんわりなので本当にリラックスします。痛みだけでなく、心の緊張も緩めます。
漢方の効果も高めてくれますexclamation

痛みは、心を緊張させ、とげとげしくしてしまいます。
鍼灸院に通えない方は、自宅で手軽にせんねん灸でもOKです。何よりも家族の方がしてあげると愛が伝わりますね。

今では、ほとんど痛みがなくなり日常生活も改善されました。
毎日朝夕15分お灸をしてあげる奥さんの愛の力はすごいものがあるなと思いました晴れ
なかなかできないことです。
posted by Yasuko at 21:57| Comment(0) | 健康

2012年04月26日

ターミナル 副腎不全

昨日、老人ホームで93歳のおばあちゃんがお亡くなりなりました。

これまで何人かの方のターミナルをみさせていただきましたが、誰一人として同じことはありませんでした。
おばあちゃんの場合だと、低体温、低血圧、傾眠傾向、簡単な返事はしてくれても目も開けず、食事もとらないといった状態でした。

副腎機能の低下を疑って、ステロイドの点滴をすると、体温も血圧の正常になり、時には発語もでるようになりました。
おばちゃんも楽そうでした。
改めて、ステロイドホルモンの凄さ、副腎という臓器の重要性がよくわかりました。
副腎疲労の方を外来でみていて、副腎の重要性を考えるようにはなっていましたが、このようなダイナミック作用をみることができ、
理解が深まりました。

最終的には2週間ほどでお亡くなりになりましたが、前日にはお風呂も入り、家族とも話ができ、きっとあまり苦しむこともなかったと思います。
昔でいう老衰、天寿を全うした・・・・っていうところでしょうか。皆がうらやむような最期でした。

嚥下機能さえ保つことができていたら、このような命のローソクがふーっと消えるような最期を迎える可能性はアップすると思います。
posted by Yasuko at 00:09| Comment(0) | 健康

2012年02月20日

骨密度と加圧トレーニング

私が加圧トレーニングを始めるきっかけになったのは、骨密度をあげることでした。
簡易の踵の超音波検査で平均以下だったのがショックだったからです。
老人ホームに行っているので、高齢の女性の生活のクオリティは骨粗鬆症であることを目の当たりにしていたので、何とか今のうちに骨密度をあげないと・・・・・怖い結末が。

骨密度を上げるには、食べ物だけでは無理で、筋肉をつけて骨に刺激をあたえることが必要なので筋肉をつけることが必須です。
たまたま女性の加圧トレーナーとお友達だったので、3年前ほどから始めました。
同時に骨を作るのに必要な、主に蛋白質、CaMg 、ビタミンD、ビタミンCなどのサプリメントを飲んでいました。

半年後には人間ドックのレントゲンでは年齢の平均以上で20歳の平均よりも高い骨密度になったいましたわーい(嬉しい顔)
短期間でのすごい効果に自分でもびっくりです。

お陰さまで、今年も去年よりも少し骨密度が増えていましたexclamation

加圧トレは、ダイエット目的だけではもったいないです。
きちんとした栄養素をとりながら行うと確実に骨密度が増えます。

もっと多くの女性に加圧トレに取り組んでいただき少しでも将来の寝たきり防止に役立てて欲しいですかわいい
posted by Yasuko at 20:10| Comment(0) | 健康

2012年01月30日

第8回日本加圧トレーニング学会総会

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この週末に東京大学安田講堂で加圧トレーニング学会総会がありました。

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安田講堂の中では写真は撮れなかったですが、外観だけでなく、中も歴史の重みを感じる雰囲気のある会場です。
私が通っていた高校は、当時の校舎が戦後の焼け残りで木造で歩くとギシギシいうけど、造りはしっかりして、雰囲気があり結構好きでした。
(ちなみに今はきれいな校舎に立て直されています)

今年は、初めて加圧トレーニング学会で発表をさせていただきました。
演題は「加圧トレーニングにおける女性への栄養管理の必要性」です。

座長の小田切研一先生が発表前に声をかけてくださり、安心して演者席にたつことができました。
表情は平静を保ちながらも、かなり緊張してました。なかなかこういう場は慣れませんね。

でもうれしかったことがあります。
加圧トレーニングを発明した学会長の佐藤義昭先生から「栄養について頑張ってください」とのお言葉をいただいたことです。

学会では医師は整形外科の先生が多いです。実際の学会員は、医者以外の会員の方が多く、ほとんどがインストラクターやボディビルダーです。
彼らにとって栄養の話には、関心が高いのだと思います。実際にプロテインを飲んでおられる方も多いようです。演題が終わった後でも何人かの方から質問をいただいたりして、少しでも皆さんの日々も疑問に解決になれればと思い今回発表してよかったと思えました。
今後は加圧をされる女性に対して、貧血をもっと注意して管理されるのではないかと期待しています。

今月はかなりいそがしかったので、慣れないスライド作りにかなり疲労困憊していましたが、無事に終えることができてほっとしています。

posted by Yasuko at 00:04| Comment(2) | 健康

2011年11月04日

高齢者への胃瘻の適応

あくまで85歳歳以上の高齢者においてですが、「食べれなくなったらすぐに胃瘻」というのは問題があると考えています。

私が嘱託医をしている老人ホームでは、家族から強い希望がない限り胃瘻は薦めていません。
その方の状態にもよりますが、嚥下機能が落ちていれば、口から食べ物をとっていなくても、自分の唾液を誤嚥したり、胃瘻からの逆流もあります。つまり胃瘻にしても、嚥下機能が悪い方は誤嚥生肺炎を繰り返します。
肺炎を繰り返すほど、抗生剤で効くものが減ってきます。また、熱発するたびに胃瘻からの注入をとめるので、空腹感もあることでしょう。

さらに認知症がある場合は、せっかく造設した胃瘻チューブを引き抜いてしまいます。

私が嘱託医をしている老人ホームでは、なるべく自然な最期をむかえられるよう、漢方も併用しながら、少量の輸液のみです。点滴をする血管がなくなったり、御本人が痛がるようなら皮下輸液をしています。このような治療だと、息をひきとる直前まで普通の生活や意思疎通ができているように思えます。

胃瘻の恩恵を受ける方も多いと思いますが、高齢者ではよく適応を考えていただきたいです。

高齢社会を迎えて、介護の問題は大きな問題となってきています。
御自身の御家族が、食べれなくなったときにどのような選択をするのかは、医師や看護師に頼るだけでなく、実際の様子をお聞きになり日頃から考えておくことも必要かなと感じています。
posted by Yasuko at 20:44| Comment(0) | 健康