2014年04月04日

乳児湿疹

乳児湿疹で相談されることが、最近増えています。

まだ1歳にも満たない赤ちゃんでも、すぐにステロイド軟膏
が出されています。これは大問題ですexclamation×2

2歳までは、できるだけステロイドは使わないように
指導しています。
アレルギーを抑える副腎という臓器の成長を
抑えてしまうからです。

どうして、赤ちゃんに湿疹ができるのでしょう?
母乳しか飲んでいない赤ちゃんは、母乳の栄養状態が皮膚に
反映
しています。母乳中の亜鉛やビタミンB群が少ないと
湿疹ができやすくなります。(お肉に多いです)

乳児湿疹で受診されたら、赤ちゃんではなくお母さんの血液検査を
しています。お母さんの栄養状態の改善が治療に繋がります。

確かにステロイドを塗ると一時的によくなるのですが、
すぐに再発します。また長期的には副腎が弱くなるので
本当の意味でのアレルギー体質の子供になることは明白です。

風邪薬のようにすぐに症状がとれる治療ばかりしないで、
子供の未来のためにも、根本治療をされることを望む母親が増える
ことを願っていますかわいい

お母さんは、授乳中は妊娠中と同じくらいたくさんの肉、魚を
食べてくださいねぴかぴか(新しい)
posted by Yasuko at 19:47| Comment(2) | 栄養
この記事へのコメント
靖子先生
いつもためになる情報をあげていただき嬉しく思います!乳児湿疹は、病院に行かなくてもいい症状ですか??
Posted by 黒島 at 2014年08月22日 14:32
生後1ヶ月、自らの食事を見直せたからか、だいぶ湿疹がおさまりました。先生に相談しなかったら、ステロイドを使ってしまっていたかもしれません。ありがとうございました。
Posted by 黒島 at 2014年08月27日 15:38
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