何年かおきに漢方が保険から外れるという話が出てきます。
ドラッグストアに売っているから、エビデンスがないからなど・・・・。
ドラッグストアに売っているからということで、
湿布も保険から外れるという話も
よく出ますが、製薬会社の資本力の差でしょか?
なぜか、漢方薬のほうがやり玉にあがります。
保険薬の漢方は、中国漢方ではなく、日本漢方です。
日本独自に作られたもので、日本人にあった漢方です。
また誰が処方しても同じ効果がでるように成分が均一に
整えられたものです。
中国では、それぞれが独自のさじ加減で、成分も均一でも
ありません。
そして、今の医学教育は西洋医学のみで、
戦前まであった日本で独自にできあがった日本漢方を
否定するところからはじまっています。
エビデンスがないと語るDrは勉強不足です。
患者様を目の前にして、西洋医学で直しきれない症状に対して
どうにか直したいという気持ちをなくしているしか思えません。
実際、西洋薬より漢方が効くのは、風邪や慢性副鼻腔炎、
花粉症、胃腸炎、不安症など実際あります。
日本人が日本にある文化を否定しているようなものです。
ご先祖様が、日本人の体調不良に対して探究していった学問です。
もちろん漢方がすべてでないことはよくわかっています。
私自身は、西洋医学と東洋医学の両方、さらにオーソモレキュラーも
学び、それぞれの得意とするところを理解しています。
臨床家なら、目の前の患者様を直すことが使命であり
その道具は多いほうがいいに決まっています。
専門職でない限り、1つだけの道具で直そうというのは
私には勉強不足にしか思えないです。
時代の流れもありますが、日本人は日本の昔から
ある文化を、とくに食に対しては
みなす時期にきているのではないかなと
感じています。